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2011年10月27日木曜日

「ふくしまの女性100人の座り込み」が始まった

本日午前10時、経済産業省前で、福島の女性たちが座り込みを開始しました。
掲げる主張は「原発いらない!」
ウシトラ旅団も及ばずながらご支援に。


旅団長以下、現場待ち合わせの三人の旅団員が着いたとき、黄色いリボンや旗で飾った女性たちが、もうぎっしりと経産省正門から塀沿いに立ち、座り、埋め尽くしておりました。
いいよね。「ついに…、女たちは立ち上がり、そして座り込む」の呼びかけチラシそのままの光景がそこにあったのでした。


まもなく、昔風に言えば、門前集会。
おお、旅団長も密かなるファンとなっている三人の女丈夫(冗談です!)が、陣取って、これからの三日間の座り込みを「やっちゃうよ」宣言。
お三人とは、「子どもたちを放射能から守ろう福島ネット」の佐藤幸子さん、あの9.19明治公園集会の折、福島アピールをした武藤類子さん、そして、初めて福島市で6月に反原発の大きな集会をリードした佐々木慶子さん、でした。


この時点で、参加者はおよそ500人くらいもいるでしょうか。
柔らかく、明るい、座り込み行動の呼びかけでした。


おそらく三日間、彼女たちらしい創造性に富んだ、つまりは私たち昭和の男どもの発想とは違う行動が次々に生まれてくるでしょう。
彼女たちは、この行動を「人と人を繋ぐもの」として、位置づけています。
対話で心を結んでいく始まりとして、ここにいるのです。


以前にも書いたとおり、ここまで来るのに半年。
福島の女性たちが「福島からの行動の呼びかけがほしかった、と言われた」と語るように、いまの反原発運動や、福島の人々を放射能の被害から身を守っていくのに、決定的に重要な行動だと旅団長も改めておもったのでありました。



この現場には「原発やめろ!」の一見、明るく見える要求と、その軽やかな表現があります。
でも、彼女たちが抱えている現実は、それはすさまじいものに違いないのです。
福島へ行き、少しはなしを聞けば、いくら軽薄な旅団長とて、その認識はできます。







年輪を重ねた女性のお顔を拝するに、いかん、いかん、旅団長の頭の中では 

♪ここが浅草よ、お祭りみたいに、賑やかねぇ やら、♪上野駅から九段までぇ 
やらが鳴ってくる。不謹慎である。


女やら母というと、これだから昭和のオヤジは、始末におえない。
が、やはり、国家と民のありようと、その最中にある母や若い女性たちの心の奥など思われて、どうしたって、わたくし、このアンビバレントな心持ち、
♪あったら泣くでしょ、兄さんは…、♪神と祀られもったいなさよ…のと、島倉千代子さんやら二葉百合子さんやらのお歌が頭の中に響くのであります。




最近、会計長が旅団長の不埒を諌めて「いまは言葉の闘いの局面なんだ」と、のたまうんだよね。
実際に、その通りだと思う。
原発をまたやり自らの権益を守ろうとする勢力と、原発をやめて新しい人と人との関係を作ろうとする勢力との「言葉による人々の獲得闘争」。






「九段の母」も、「東京だよおっかさん」も、嘘っぱちの抽象です。しかし、そのままにしておいたら、リアリティもまたもつのであります。
そして、いまは放射能汚染の只中にある、命と生活が脅かされている「戦時」であります。


この戦時下の非常時、経産省前に集うおんなたちよ、母刀自たちよ、孫子のために心残りのない闘いを! 
九段ではなく福島を心のふるさとにして、新しい生命の歌をうたえ!




と、心のうちでつぶやいていたら、いたじゃない。
あらあら、顔見知りが赤いクラリネットをぶら下げて、うら若き女性たちに囲まれている。
聞けば、「ふるさと」をみんなで歌うのだと。
んだよ、それだよ。


さて、座り込みは続きます。それに合わせてさまざまな行動が準備されています。
今日は、経産省に座り込み代表団が「原発やめろ」の要望書を持って乗り込みました。


明日よりの行動は以下のようです。
旅団員諸君の参加を願う。
                                      ★旅団長


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(1) 毎朝、プレス向けの説明会を開きます。
10時半から30分くらい、今回のアクションの意図を説明し、
記者の方々からのご質問にお答えする時間を作りました。
この件は、報道各社宛てに「取材のお願い」を提出してありますが、
もちろんフリーランスのジャーナリストさんも大歓迎です。
ぜひお越しください。そして、わたしたちのアクションを広めてください。




(2) 経産省に要望書の申し入れに行きます。(人数制約あり)
「福島の女たち」からの、4つの要望を書いた書面を、
経産省に届けに行きます。
日時は、27日11時を予定しています。


(3) 女性国会議員さんを訪問したいと考えています。(人数制約あり)
27日、28日の午後、予定しています。


(4) 福島市渡利地区住民政府交渉を傍聴します。
28日12:30から16:30の予定。


(5) 原発いらない福島の女たち~100人のデモ~
29日11:30集合:日比谷公園・中幸門
12:00スタート、東電前・銀座・東京駅前を経て、常磐公園にゴール。
 *最寄りの銀座線神田駅より虎ノ門駅へ向かい、経産省前に戻れます。
 *途中での出入りもOKです。


(6) 最終日の終了後、交流会を予定しています。
29日15時~ 日比谷公園かもめ広場


(7) 岩上チャンネルでUst中継いただくことになりました。
今回のアクションが、ライブ中継されるそうです。
残念ながら参加できない…というみなさんは中継をご覧ください。


原発いらない福島の女たち~100人のデモ~
29日11:30集合 12:00スタート
日比谷公園・中幸門、東電前・銀座・東京駅前を経て、常磐公園にゴール。
 *最寄りの銀座線神田駅より虎ノ門駅へ向かい、経産省前に戻れます。
 *途中での出入りもOKです。


(行動スケジュールはブログ「明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記」=存じ上げない京都の男性。より勝手に拝借いたしました。許されよ。座り込み現場での発言で内容は確かのようなので)

















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