★「泉ふるさと祭り」(いわき市泉駅前)へ
官邸前行動の翌日、泉玉露応急仮設住宅の西山さんをピックアップして、いわきへ向かいました。
車の中では例のごとくに、官邸前をめぐるあれこれのエピソードに花が咲きました。
西山さんや、木幡さんは、あのスピーチの後、ずいぶんと長い間、某記者から取材を受けたり、写真をとってくれた山本さんやら、スピーチエリアの「音頭取り」の方々と、お話をしておりました。
西山さんは、20日、21日と連絡員の仕事はお休みだという話しながら、結局、泉ふるさと祭りで忙殺されることとなったのでした。
ソメビンと旅団長は、その泉ふるさと祭りの準備で、いわきへと向かったのです。
ソメビンの個人ブログには、こんなふうにあります。
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10月21日(日)いわきの泉で行われたふるさと祭り。
今年はこの地で避難生活をおくっている富岡のひとたちにお誘いがあり、出店の運びとなりました。
ウシトラ旅団には仮設自治会から「こども向け」の出店を考えてくれ、という要請があり結果「富岡のこども達によるお店」
というコンセプトでクラフト アトリエをひらくことになりました。
前日から看板を作ったり、飾りの仕込みを一緒に・・・・・・
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前日から駆けつけたのは、他に、マリオこと渡辺さんとその友人、
子供たちは、「マリオだぁ」とまとわりついておりました。
準備のために声をかけていた子供たちは、近所の子供たちを引っ張ってきたらしくて、顔を知らなかった子も一緒に、マリオやソメビンと作業をすることに。
けっこう、ご近所さんの子供たちも、この仮設住宅に遊びに来てくれているようです。
車にテントやイスを運びこむ作業も、約2名、やる気の男の子が大人に混じって、頑張ってくれました。
再びソメビン・ブログより
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今回もテントをいわき自由労組にお願いし、東京自由が丘からは「自由が丘子どもアトリエ」のOさんがクラフト指導に参加してくださいました。ご紹介いただいた練馬保養プロジェクトのTさんにも感謝です。
ウシトラ旅団としては、チラシを作成(毎度Aさんありがとう)、当日運営(参加してくれたみなさんごくろうさま!)としてバックアップさせていただきました。
また小さな子にはつきっきりでお世話いただいた富岡町のクラフトチームのお母さんにも感謝。お母さんたちのクラフト店も大繁盛で「さくらさかせるぞう」やエコクラフト篭は完売状態だったようです。
仮設住宅のみなさんが元気に地元の祭事に参加する。とても大事で有意義なことであると思います。こどもたちも一役かってくれたのだと思います。
こどもたちは本当によく働きます。サマーキャンプ以来の「仲」になったこともありますが、とても協力的でしかも自分達が何をしているのか良く理解しているように私には思えるのです。
今回こどもたちには借りができたので、これは近々何かお返ししないとな・・・・・・
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泉ふるさと祭りは、予想していたよりずっと大掛かりでした。
泉玉露応急仮設住宅が出した出店は大人気でした。
ふと、気づけば、西原のお母さんが店先で手を握り合って、何か語り合っておりました。
きっと、震災・原発事故避難から久方ぶりの邂逅だったのでしょう。ここではこんな出会いもあるようでした。
当日、駆けつけてきたノボせんせ、女将さん、ナースの鈴木さん、シゲッチがあたふたと子供たちに対応していました。
彼女たちも、サマーキャンプで、泉玉露応急仮設住宅の子供たちと一緒に過ごしたのでありました。
泉玉露応急仮設には、ぞうさんとともに作ってきた、かご作りの名人がたくさんいます。子供たちにはちょっと難しいクラフトも、ばっちり教えてくれました。
連絡員の方たちが中心で準備した、輪投げも実に盛況。
甘い認定で「いいよ、好きなのもってけぇ」。
そりゃそうだ。鍋の素より、大きなぬいぐるみの景品のほうが子供たちにはうれしいもん。
鶴ヶ島広報隊作成のチラシを仮設外の友達が撒いてくれたのでした。 |
旅団長他数名は、この日に開催された「ふくしまフォーラム」に参加するために、途中リタイア。
こちらはマジな議論をするために、涙ながらに、祭りの地を去ったのでありました。