昨年、ウシトラ旅団初の被災現地入り大行動となった「小名浜メーデー」に行ってまいりました。
今年は、旅団長とソメビンの二人。
この春、次々に作戦やらイベントが続き、おじさん主力のウシトラ旅団はちょっと一息入れないといけません、という状況でした。
それで、このメーデーから一年間お世話になった労働組合のみなさんに、とにかくお礼だけは言いに行こうと、二人きりでの参加ということにしたのでした。
思えば、ウシトラ旅団は、いいかげんな成り立ち、ゼニも力もないのよ、なのであります。
にもかかわらず「現地の再生に力を尽くす組織、人々を意識的に支援する。そこをテコとして、ボランティア活動をやる!」と、宣言(?)していました。
要するにですね、「他人のふんどしで相撲を取る!」と、堂々と宣言したのでありました。
もちろん、自分たちでできることは、自己完結でやるし、やってきた。
でも、もっと大事なことは、人をつなぎ合うことです。
昨年のこのメーデーに参加して、旅団長は「この困難の中で、たとえいまあなたがた労働者が首切りにさらされていても、他の人々のために、がんばらななきゃダメだ!」と、喚きました。
メーデー開催の主力になる組織された労働者は、他の労働者や、被災者や、漁民や、農民や、とにかく一緒に生きていかなければならない人たちのために、踏ん張らなければいけません、と言ったわけです。
この気持ちに少しも変わりはありません。
いわき自由労組のみなさんは、その呼びかけに(つまりウシトラ旅団の図々しい主張に)、この一年間、応え続けてくれたのでした。
同時に、いわき自由労組は、全港湾の組合員や医療生協の人々(小名浜地区労の加盟組合)に協力を仰ぎながら、富岡町泉玉露仮設住宅自治会の活動を一緒に支えてくれたのです。
図々しいウシトラはまだ満足していません。
これからももっと多くの仲間に協力を求めます。
その方法が互いの関係を強め、なおかつ、それぞれに学び合い、自分たちの組織と活動を強くして行く道だと思うからです。
彼らと一緒に、そしてまた新しいお仲間と出会いつつ、ウシトラ旅団は進むのであります。
★旅団長
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以下、ソメビンなさけな隊隊長よりの報告
4月29日(日)小名浜のメーデーに参加してきました。
昨年同様リスポの隣にある公園に集合。300人の労働者が集まっていました。
原発の再稼働反対・廃炉、TPP反対、リストラによる合理化反対などを採択してデモに移りました。
デモ行進の後バーベキューなどをゴチになり、くじ引きなど行い和気あいあいという雰囲気でした。
若い人達を中心にした運営やこの春就職して組合に加盟した若者の挨拶などもあり、小名浜も徐々に復興しているのかな、と思いました。
ウシトラ旅団としてはいわき自由労組への日頃の感謝を申し述べてまいりました。
被曝は許さない。子供もその父親に対しても。 |
このメーデー集会には首都圏からも労働問題(特に被曝労働)に取り組んでいる人達も参加していて色々と情報交換もできました。
「ウシトラブログ見てます」
「面白い、楽しそう」
と言わば最大の賛辞をいただきました(笑)。
「どうしたら仮設に入れますか?」そうも聞かれました。
ウシトラの経てきた道筋をざっと説明し、いくつかのアイディアや助言まがいのことを偉そうに、少し話してきました。
改めてこうした状況を仮設で作りあげる事ができたウシトラのような存在は珍しいのだと思いました。
2 件のコメント:
「被ばく労働を考えるネットワーク準備会」に参加しているなすびです。このメーデーでは、ウシトラ旅団の方々とお会いできて楽しかったです。これまでの取り組みについても、いろいろ教えて頂きました。今後、僕たちも頻繁に福島に足を運びますので、ぜひ相互協力をお願い致します。
こちらこそ、よろしくお願い申し上げます。
取り組みといったって、たいしたことをしているわけではないので、お役に立つかどうか。
一緒に考えて生きましょう。
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