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2011年9月24日土曜日

もみもみ肉球班報告『福島いわき 被災者の現状』

9月19日 東京で大規模な反原発集会・デモのあったその日。
なさけな隊 整体治療班(もみもみ肉球班)は今後の福島いわきでの活動を視野に、被災者・避難者の現状把握のためいわき小名浜ボラセンを訪ねた。

「災害支援」から「復興支援」と名を変えたいわき小名浜ボラセン。その被災者支援活動は大きく変化しつつある。

これまで体育館などを利用しての避難所生活は以下のような形態に移行している。
・半壊などした建物を補修して自宅に戻る。借家、アパートなどを探し自主的に生活を始めた人
・県や市町村の借り上げた住宅、旅館などへ移った人
・仮設住宅の完成を待って入居した人

今回ボラセンの人見さんの案内でいわきニュータウン(中央台ニュータウン)の仮設村にお邪魔した。県所有の公園やニュータウンの幼稚園建設予定地、市の土地開発公社所有地を利用して一大仮設村が出現していた。



1・広野町民が入っている仮設村






2・太陽光パネルが印象的な放射線測定機            

全戸数1,000というスケールでここには広野町民、楢葉町民が入居していた。広大な土地に十数か所に分かれて仮設住宅の固まりが村のように点在している。
中にはペット可という村もあっていろいろ考えられた造りに見えた。その中でもひときわ目立つのが木造の仮設。遠くから見ると貸別荘のコテージのような佇まい。

3・楢葉町民が入っている木造仮設村              


一方岡の上には我々がよくTVなどで見るプレハブの一群もあり、かなり差を感じる。この木造仮説には実は楢葉町民が入居しているようだ。
20km圏内「警戒指定区域」の楢葉町民への配慮? 逆に言うと「長期になりますのでこのようなもの、用意させていただきました」ってこと?
*20日に、広野の帰宅は来年いっぱいはかかると発表があったようだが・・・・
4・貸しバンガローのような造り


一方小名浜ボラセンは雇用促進住宅に入居した被災者・避難者を「サロン」という活動で支援している。どういった人達が入居しているのかボラセンにも情報が未だないようだが、ちょっと調べたところ双葉からの原発避難者が多いようだ。
ボラセンではお茶会、書道教室、手芸教室などをひらいているとのことだが、今一つ軌道にのっていない模様。



5・いわき市下神白にある雇用促進住宅



仮設村にはNPOいわき自立生活センターが「中央台暮らしサポートセンター」を開設しており、各「村」の管理棟掲示板を見てもかなりの支援が入っている様子。見た感じでは仮設村よりは雇用促進住宅の方に「孤立感」の危険を感じた。


ノボ先生の意向もあり支援が薄く感じられる雇用促進住宅被災者を支援するボラセンの「サロン」活動に便乗して整体治療支援を行いたいという結論に達した。

来月10月23日(日)を初回訪問とし、月に1回というペースを目指すというノボ先生からの力強い宣言もあり、なかなかに収穫の多いいわき訪問であった。
                        ★なさけな隊ソメビン







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