4月27日、84回メーデー中央大会で「さくらさかせるぞう」を販売して来ました。新生ウシトラ旅団(NPO準備)の会員になってくれたKさんが、連合の東京西北ブロックに話をつないでくれました。
東日本大災害支援のテント(出店)のうちのひとつで、西北ブロック地区協議会が、このタオル掛けを売ってくれるということになったのです。
泉玉露応急仮設住宅のおっかさんたちが作る「さくらさかせるぞう」が、こういう大掛かりなイベントに登場したのは、ひょっとして初めてだったのかもしれません。
売り子として、ウシトラからも数人。旅団長も行って来ました。
実際に泉玉露の様子や福島の被災者を取り巻く状況について、少しでも語れる人間がいないと、こういうお店の意味はありません。
9時前にはすっかり支度ができたのですが、集会会場に人々が向かい始めても、売上げはいまひとつ。
そのうち、どどどっと人が流れていくのに、店を覗く人は、ぱらぱら。
どどどッのぱぁらぱぁら。こりゃ、寂しいぞ。
ええい、流れを変えちゃえ! 網を張れ! 追い込み網だぁ。
テントの奥に下げてあった泉玉露応急仮設住宅の自治会旗をはずして、仕掛けたのであります。
「仮設住宅でつくっているタオル掛けです! 原発事故で避難している富岡町の人たちがつくってまぁす!」
おおお、人だかりができてきた。
おとなりの野菜やパンの「福島支援」のテントとともに、売れてきた。
自治会旗と呼んではいても、これは横断幕。自治会のイベントのときにはいつも飾られます。
こいつが目立つのだ。当然である。俺達が目立つように作ったんだもの(笑)。
自治会旗の威力は偉大なり。
人の流れをテントに向けた上に、被災者の状況について、聞きに来る人も出てきます。
そうそうこれをやりたかったのです。
売れ残ってしまうのではないかと心配した当初と違って、一度、勢いがついたら、飛ぶように売れるのです。
集会がはじまってまもなくの11時すぎぐらいには、完売したのでありました。
なにより一緒に店を出したり、現地のことを語った人たち(連合のいくつかの単産の組合員)の中に、
「できることをこれからも協力してやっていきたいですね」
というありがたい言葉がでてきました。
震災のことが風化している、福島の声が届いていない。そんな話を聞く。
そりゃそうかもしれないが、なぁにいっていやがる、という気分も旅団長にはあるのです。
中央メーデーの会場に行ったのは初めてのこと(好きになれんもん)。でも、こうして来れば、心ある人とつながれるのです。
ぞうを作るおっかさんたちに、メッセージのひとつも、と置いた色紙に書き込んでくれた購入者もたくさんいました。
子供連れの人たちに、ぞうさんは人気が高かったです。
ぞうさんをねだった子供たちの心の中に育っていくものに、わたしは望みをもっています。 ★旅団長
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