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2011年6月6日月曜日

もみもみ肉球班 勿来再訪作戦報告で~す

わが、なさけな隊もみもみ肉球班は、たった一人ノボ隊員の単独作戦として、勿来の避難所を再訪いたしました。
日々、避難所の状況も変化するようで、再会を楽しみしていたノボ隊員でしたが、新しい避難者に、もみもみ作戦を遂行することになったのでした。
しっし、これはこれで意味のあること!
実力を遺憾なく発揮したノボ隊員が新たなるウシトラ旅団のファンのおばあちゃんを獲得してきたのでありました。
以下、再訪作戦の報告です。
    ★旅団長
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東京で構える整骨院に通ってきてくださる患者さんから頂いた支援金、でガソリンを入れたので省エネ走行に努めました。
ポスターを作って、「もみもみ肉球班」の活動への理解と支援をお願いしたら、応えてくださった方がいらしのです。
おろそかにはできません。燃費をよくしようと走ったのであります(けっこう疲れる)。




いわきに入ったら、まずは釣り仲間への支援。
いわき勿来インター近くで、差し入れを渡しました。








いわき勿来「南の森スポーツパーク」に16:10着。
事務局に挨拶して体育館と柔道場を見てみたら、合わせて20名居るかいないか
みなさんどこかにお出かけのようです。



今回も色々と考えさせられた単独入りでした。

前回、診た10名は一人も居ません(出て行かれた方も数名います)。

何しに来たんだって目で見る方もいますね。
そんなとき、きっとその人は心が痛めつけられていると、感じてしまうことがあります。



一方、「こんな事しでぐれっどごあっがな?」と質問してくる腱鞘炎の男性も。

4名のマッサージのボランティアが入っていたため、私は、それが終わるまで外の喫煙所で待機(ここしか居場所がない)。


そこに一人のお婆ちゃんが杖をついて足を引きずりながら、たばこを吸いに来ました
このお婆ちゃんは6年前に脳卒中になって左半身まひ。
その後、パイプ椅子に座っていて、椅子ごと転倒して左肘の骨折の既往歴。
肘は90°に曲がっています「こうやって引っ張るとのびんだけどね」と
ならばと「ちょっとみせて」、「引っ張るんじゃなくて、こうして伸ばすといいよ」と指導。

お婆ちゃん「あれ~なんでぇ、なんでぇ」と驚きの様子、肘はほぼ真っ直ぐになりました。
足首も痛いと言うので、体育館に移動、筋肉が硬くなって足首がおきません。
で、また指導、「壁に足付けてこうやってあげると良くなるから」、はめていた装具も着けず、杖なしで歩けるようになりました。

これを見ていた周りのおかあさん達が私も診てと3人。
膝が痛い方ですが、また体操指導、「あっいだぐない」「なあんだこんな簡単なんでいいのぉ」「昨日も接骨院行って電気かけてきたんだ」とのこと。
3人の指導をしている時もお婆ちゃんは、肘を動かしては「あれ~なんでぇ、なんでぇ」立ちあがっては「あれ~なんでぇ、なんでぇ」と連呼しておりました。

お婆ちゃんに一緒に写真とらさせてと言ったら「おら~写真は」と、
実績があると許可もらえて高速がタダになるんだよねと言ったら、「じゃあいいよ」と、撮ったのが添付の写真。
もう一枚と言ったら「じゃあ、てえあげちゃうよ、ホラ」と、二枚目。




ここで夕食のお弁当の時間。
再び、外の喫煙所で待機。

60歳位の女性の方が「ご飯は?どうせお弁当余ってるから食べなよ」、「そうだよ」ともう一人の女性、
「ここに来る前に食べてきました」と私。
また、「中にコーヒーあっがら飲んだら、紙コップもあっがら」とも。

夕食の時間になると皆さん帰って来て、
前回診た方々のうち4名の方と再会、五十肩の方、足の痛い方。
腱鞘炎の男性からは「こんな事しでぐれっどこ近くにあっがな、つづけてやればねえ」とか聞かれたりと。

処置した方には喜ばれるのですが、
やはり、何しに来たんだとゆう目で見られたりもします(これが辛い)。
処置する場所が確保できればいいのでしょうが、体育館の中に入って処置するしかないので・・・。
関係ない人にとってはねえ、寝室に勝手に入ってくるみたいなもんですからねえ。

ここ一カ月、朝食が調理パンばかりで飽きたと、前は家族単位で食パンだったと、食パンなら好きなようにして食べれると。

市の職員がコロコロ変わって困るとか。

体育館のシャワーが先週から使えるようになった(何で今頃?)。

昨日は夕方から缶チューハイで静かに飲んでる男性たちもみられました。

寝る所とご飯が避難所で、仕事に行ったりと他は普通の生活といった方々が大方のように私には見えました。
これはこれで色々とまた問題になってきそうな感じがします。

「昨日も接骨院に行ってきた」との言葉に、「もみもみ肉球班」の診療支援も本当に避難所で必要なのかと考えながら豪雨の中の帰宅でした。
「なさけな隊」隊長からボランティアの支援をしたらどうかなとの持ちかけもあり。
確かに体痛いのは慣れない肉体労働している若者かなとか、でも、それを承知でボランティアしてんだから要望は無いかなとか考えたり。

ボランティアって難しいなぁ。


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ソメビンの提案はいい線をついていると旅団長は思量すっとばい。
実は、ボランティアで動いている人の多くが自分も被災者という立場の方々なんです。
七たび旅せねば分からぬこともあるし、よ~く、現地の実情を調べて、実効的戦果をあげるべく努力しようぜ。
     ★旅団長


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