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2011年4月17日日曜日

心を並べようとするところから始めよう

旅団員諸君、読者の皆さん

★まずは要請をひとつ。
家の中に眠っているポケットラジオはありませんか? 
競馬中継にうつつを抜かしているようなラジオ1台は、被災地でより重要な情報をとるためにもっと大事なお役に立てます。
欲しいのはFM放送を受信できるポケットラジオです。
いわき、よりの要請です。探してみてください。

さて、
ウシトラ旅団足利足軽隊のSo隊員より、映画好きのたしかマリさん(といったか)について、こんな便りが来ました。マリさんは仙台で被害にあったようです。
So隊員とマリさんは、ミクシー仲間だそうです。

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何もできない俺でしたが、とにかくその今の気持を読みたいと、書いたり読んだりすることでおたがい少しでもホッとできたらうれしいとつたえました。
彼女は一生懸命に日記を綴っています。
とにかく余震のたびに気持が壊れそうになると、安定剤を飲まないといられないと、でも負けないといっています。
悲劇のいったんをしるすと、まず彼女の友人知人がやはり多く亡くなっていること。さらには同級生がお母さまと弟を津波で無くし、弟さんの遺体を彼の父親が発見。お母さまの遺体はいまだに見つからないとのことです。
腹立たしいのは、その悲劇にくれながら避難している父と子が1度自宅に戻ったところ、強盗団に入られてしまったとのことです。強盗団は車で夜徘徊しているらしいです。
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取り返しのつかない、ひどい被害にあって、それでも人は懸命に生きています。
協力し合って、支えあって、つらい一日一日を乗り越えています。
余震はそんな人々に襲いかかり、精神的に追い詰めています。
そのうえ、ろくでなしどもがそれに追い討ちをかけるような行為を働いているというのです。


けっして許してはならない「不埒」を一日でも早く終わらせるために、旅団員は、できることをやらなければなりません。
この被害の中で奮闘してこそ、被災者達とともに生きていく社会の根っこを築くことができるでしょう。
支援の活動は具体的に。体を動かし、少しでも被災者の不安を安んじられるように、知恵を絞りましょう。
できることをやれ! が旅団長からの呼びかけです。


マリさん。


足利足軽隊のSoに指示されたようにあなたに、この手紙を書いています。
Soは、心の優しいやつです(仕事はできません)。
いいやつです(力はありません)。
でも、思うのです。
この凄まじい被害と混乱、ましてや、福島の原発事故で東京でも不安におののく人たちも多いなかで、あなた達のために何ができるのかと問われれば、私たち旅団員の誰もがほとんど何もできない、と感じているのです。
それでも、できる限りのことをやろうとします。


言葉をかけられなくても、あなたのそばにいましょう。
肩をならべて視線を同じほうに放ちましょう。ただ、黙っているだけかもしれませんが、それでも俺達は、同じ景色を見て、同じ苦しみを受け取ろうとしています。
だから、あんまり無理をしないで下さい。「頑張れ!」なんてウシトラ旅団員は言いません。
あなたは、辛いときは辛いといえばいいのです。
何か、欲しいものや、私達に要求があれば、遠慮なく言ってください。


なぁんにもできないSo隊員と同じように、いつも、ウシトラ旅団員の全員があなたのそばにいます。
近い内に、足利足軽隊So隊員を仙台に送り込むつもりでおります。
どうか、お元気で


                                              旅団長





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