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2014年3月11日火曜日
仮設自治会による合同慰霊祭
この時期は各地で慰霊祭が行われているようです。今年は3月11日が平日ということもあって、9日の日曜日にとりおこなわれた所が多かったようですね。
私たちが支援に入っているここ、いわき市泉玉露の富岡町応急仮設住宅では「自治会による」慰霊祭が本日
3月11日に行われました。
「自治会による」というところがとても特徴的で大切な意味を持っています。
通常慰霊祭は町という単位で自治体が行ないます。富岡町は臨時役場のある郡山市で慰霊祭を行ないました。
他の双葉郡の各町も同じように町主催で慰霊祭を行ないます。住民はそこに参加するという形です。
しかしここ泉玉露の富岡町仮設では自治会を中心に住民が自主的に慰霊祭を行うのです。そこへ支援者が協力して「自前」の立派な合同慰霊祭がとりおこなわれてきました。
12時に始まった慰霊祭はひと通り焼香をすませると、一旦休憩に入りました。
朝早くからおっかあ達は参列するみなさんのため、お稲荷さんを準備していました。
みなでそれをいただき、しばし歓談です。いただきながらも、震災からここまでの3年を振り返る話題がやはり多いのに気が付きます。
今回はウシトラ旅団の監事、中澤さんの奥さまが朝から仮設のおっかあ達の手伝いに入ってくださいました。ごくろうさまでした。
その後どこからともなく情報が入り・・・「TVで富岡やっとよ!」というわけでワイドショーにチャンネルを合わせます。
瓦礫のままの駅や海岸が映されるとみなさん食い入るようにTVを見つめます。分かってはいるのでしょうが「3年経ってもなんにも変わんねな、やっぱな」という言葉にみなさんうなずきます。
そのまま、あの2時46分をむかえ、黙祷・・・・・・・・・・・・・・・・・
富岡町でも多くの方が亡くなっています。住民のみなさんは塔婆に故人の名前を書いて、供養していただきました。
本当に丁寧な御詠歌と共に故人のお名前が読まれました。
今回この自治会による慰霊祭は、地元いわきの葬儀社、教会(キリスト教会)、スーパーマーケット、ウシトラがサポートさせていただき、富岡のみなさんと一緒に東日本大震災による犠牲者を供養することができました。
そして遠く北海道からは今年も孝恩寺のご住職がかけつけてくださいました。法具とともに車で・・・・・
本当にありがたいとこです。
ありきたりの言葉になって少し残念にも思いますが、やはり絆なのです。人のつながりなのです。
行く先不安な被災した人たちが自主的に自分たちの手でやる、という「意志」に可能な限りこたえたい。
一緒に生きていくという確認をしていきたいのです。
2014年3月2日日曜日
ミツバチの集めたミツロウで蝋燭作り!
仮設住宅におじゃまする度にいつも感心させられるのですが、みなさん季節・時節の感覚をとても大事にされているのです。そうした避難前の日常を失わせない、という意志も感じられます。
2月28日(金)いわき市泉玉露にある富岡町の応急仮設住宅におじゃましました。本日の任務は・・・・・・・・・・・・・・・・・
南会津には「こめらの森」という自然体験教室を行なっているところがあります。1週間子供たちを預かって、古民家に宿泊しながら食事作りから風呂焚き、農作業などを自分たちで行ない、時に川で遊び山歩きなどしながら田舎の暮らしを体験する、というなかなかに有意義な場を提供してくれています。
南会津、といえばウシトラ旅団が夏に行なっている「仮設こどもサマーキャンプ」の実施地でもあります。2012年のキャンプではこの「こめらの森」代表の大西さんが子供たちに「火熾し」を指導してくれました。自分たちで熾した火で煮炊きをして夕飯を作るというソーダイな計画でした。つまり火が熾こせないと、メシにありつけないのであります。
キャンプでの「火おこし教室」
そんなご縁で、この度仮設住宅に大西さんが来てくれることになりました。しかも今回はミツバチが集めたミツロウを使ってロウソクを作ろう!という企画です。
「こめらの森」では3・11にむけて、「東日本大震災で被災したり、亡くなられた方々への哀悼とこれからを生きる子どもたちを支援する」という目的で、各地でロウソク作りを行なっています。
1人2本のロウソクを作り、1本は3・11に自分で灯し、もう1本は震災の支援をしてくれた台湾へ送り彼の地で追悼の灯としてもらう、という計画です。
まず缶の中のミツロウを温め溶かします。そこに芯となる紐をたらして浸し、持ち上げて冷やす。また溶けたロウに浸し・・・・・と徐々にロウを厚くしていきます。
こうしてロウを太く重ねていくのですが、単純作業だけにある程度根気が必要です。小さい子もいましたが、なんとか大人たちがなだめすかしながら作りあげることができました。
単純作業には古今東西「ワークソング」「労働歌」がつきものですが、このロウソク作りの最中も鼻歌がいくつも出てはみなさんで合唱していましたね。
「♪あれは三年前、止める、あなた、駅に残してえ~♪・・・・・」「駅無いわ、草ぼうぼう!」みんなであははは、と笑い飛ばしていましたが、私はやっぱりドキッとしてしまうのでした。あれは三年前です。三年も経ってしまいました。
太くなったロウソクには着色したミツロウをデコレーションします。みなさん思い思いのデザインで可愛らしく仕上げていました。
今回は「こめらの森」・大西代表による企画をウシトラ旅団としてサポートさせていただきました。生憎金曜ということもあり、塾にいく子や習い事に通う子も多く、子どもの参加が少なかったのですがみなさん楽しんでいただけたようです。
大西さん、ご苦労さまでした。今後ともよろしくお願いします!
2014年2月21日金曜日
★3月8日、郡山で『シュレ猫』公演が行われます
昨年8月下北沢の「楽園」を連日満員にして感動をまきおこした大沼高校演劇部の『シュレーディンガーの猫』が郡山で上演されます。
まだ、観ておられない方、ぜひ足をお運び下さい。
卒業式を終えても、3年生で残って演じてくれる主役級が!
このキャストはもうすぐ観られなくなります。
これを観ないのはあまりにもったいない。
★資金の支援を! クラウドファンディングにご協力を!
500円から支援ができます。このページをシェアし、拡散にご協力をお願い申し上げます。
ここには下北沢公演の映像もありますので、ぜひ、ご覧になって下さい。
★郡山公演入場申し込み
観劇には「会員整理券」が必要です。
会場の関係で、「成功させる会」の会員費1000円を支払っていただき、観劇するための会員になっていただく方式をとりました。
『シュレーディンガーの猫』公演を成功させる会・郡山
〒963-8041 福島県郡山市富田町下小次郎木32-1 2F
問合せ:電話080-9193-1777 FAX024(973)7529
メール: schrneco@gmail.com
にお問い合わせ下さい。
上に掲げたチラシの裏面にある「申込書」を印刷し、それに書き込んで、FAXで送付・申し込みすることもできます。
2014年1月28日火曜日
仮設住宅臨時整骨院その2
仮設住宅にお住いの方からいただいたシクラメン
仮設住宅に行くといつもいつもお土産をいただいてしまいます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の臨時整骨院開設に同行した、NPO法人大震災義援ウシトラ旅団・監事の感想をアップします。
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昨日(1/26)いわき市泉玉露にある富岡町仮設住宅に行ってきました。
NPO法人ウシトラ旅団なさけな隊―モミモミ肉球班のノボさん、ソメちゃんと3人で。
1/11の餅つき大会につづいて今月2回目。
晴れていましたが風が強く、仮設の人は楽しみな“ひなたぼっこ”にも出ないで部屋に籠もっていたようです。肩こり、腰、足、仮設の人は3年も経つ「仮設生活」に慣れたとはいえ疲れきっています。
早速ノボ先生の整体施術。ひとしきり終えてからのお茶会。
昨年仮設を出て、中古の戸建に住んでいるSさんの奥さんも来て楽しい語らい。
帰りがけに“さくら咲かせるゾウ”を担っているAさんが、Sさんに「ゾウさん作り、頼りにしてっからねえ!と声をかけると、「そういってくれるとうれしい!」と応えていました。
Sさんは仮設を出てからも、“さくら咲かせるゾウ”作りのお手伝いに今も来ているのです。
お茶飲み会でAさんは、この間、思ってきたことをいっぱいしゃべってくれました。仮設では表立って話せないこと(原発、東電、国、町役場のことなど)をぶちまけました。それは不平不満ではなく、やるべきことの全てに触れるものでした。“ああ~、溜まっていたストレスが一度にはけてすっきりした”といってました。そうそう、都知事選に触れ“東京はこの肝心なときに、どうなってるの?”って。この件についてもひとしきり。いい討論ができました。
仮設の帰りに3人でSさん宅に寄り、大きな焼きおにぎり、地元の漬物などおいしくいただきすっかり暗くなったいわきを後にしました。そういえば、わが田舎で少年時代に食べた「イナゴの佃煮」まで出されて久しぶりに堪能しました。ミズの実の焼酎(35度)までお土産に戴いて。
現地に行けば学ぶことばかりです。
1/30~2/2まで宮城、飯館、長泥、南相馬小高、浪江請戸地区を回り、山形に寄って帰ります。旅団長と一緒に。
014.01.27 いとしのユメちゃん
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NPO法人大震災義援ウシトラ旅団には50名以上の会員の方がいらっしゃいます。またこれまで多くの方々と知り合うこともできました。仮設住宅へご一緒しませんか?臨時整骨院の受付をやっていただいたり、待合の話し相手をお願いしたいと思っています。仮設住宅のみなさんの話を聞いてみませんか?
本当に学ぶことがたくさんあることに気が付かれるはずです。
仮設住宅 臨時整骨院
NPO法人大震災義援ウシトラ旅団の事業には「臨時整骨院」というものがあります。柔道整体師の先生を仮設住宅へ派遣し被災者・避難者のみなさんの体を診ていただこう、というものです。
実はこの臨時整骨院は2011年の6月からず~っと行われてきたものです。体育館避難所をはじめとして、時に小名浜ボラセンの「サロン」事業に参加しながら、現在は富岡町のいわき市泉玉露仮設住宅で実施されている支援活動です。
この間様々な変化が被災者側にも、支援者側にもありました。そしてこの度私たちは「赤い羽根ボラサポ」の助成金を得て、この「臨時整骨院事業」を再構築していこうと思います。そいう局面だと思います。
早速1月26日(日)、富岡町の仮設住宅に内藤先生が入ってくださいました。
「仮設暮らしで太った」とか「調子よくない」という声をよく耳にします。今まで畑をいじったり、庭仕事を日課にしてきた人たちがあの狭い仮設住宅に入って2年以上が経過しています。簡単に言えば体を動かすことが極端に減っているだろうことは想像できます。だから直接的にこの事業は継続的に必要です。
仮設住宅の集会所で開設される臨時整骨院。そこでは施術を受けながら、順番を待ちながら、様々な話を聞くことができます。そこでは公の場では出てこないような本音の「気持ち」も出てきます。
仮設住宅での変化も知ることができます。今回も多方面にわたる話を聞くことができました。だから間接的にもこの事業は継続的に必要です。
そこらあたりの雰囲気が分かる中澤さんの報告を付けておきます。
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昨日(1/26)いわき市泉玉露にある富岡町仮設住宅に行ってきました。
NPO法人ウシトラ旅団なさけな隊―モミモミ肉球班のノボさん、ソメちゃんと3人で。1/11の餅つき大会につづいて今月2回目。
晴れていましたが風が強く、仮設の人は楽しみな“ひなたぼっこ”にも出ないで部屋に籠もっていたようです。肩こり、腰、足、仮設の人は3年も経つ「仮設生活」に慣れたとはいえ疲れきっています。
早速ノボ先生の整体施術。ひとしきり終えてからのお茶会。
昨年仮設を出て、中古の戸建に住んでいるSさんの奥さんも来て楽しい語らい。
帰りがけに“さくら咲かせるゾウ”を担っているAさんが、Sさんに「ゾウさん作り、頼りにしてっからねえ!と声をかけると、「そういってくれるとうれしい!」と応えていました。
Sさんは仮設を出てからも、“さくら咲かせるゾウ”作りのお手伝いに今も来ているのです。
お茶飲み会でAさんは、この間、思ってきたことをいっぱいしゃべってくれました。仮設では表立って話せないこと(原発、東電、国、町役場のことなど)をぶちまけました。それは不平不満ではなく、やるべきことの全てに触れるものでした。“ああ~、溜まっていたストレスが一度にはけてすっきりした”といってました。そうそう、都知事選に触れ“東京はこの肝心なときに、どうなってるの?”って。この件についてもひとしきり。いい討論ができました。
仮設の帰りに3人でSさん宅に寄り、大きな焼きおにぎり、地元の漬物などおいしくいただきすっかり暗くなったいわきを後にしました。そういえば、わが田舎で少年時代に食べた「イナゴの佃煮」まで出されて久しぶりに堪能しました。ミズの実の焼酎(35度)までお土産に戴いて。
現地に行けば学ぶことばかりです。
1/30~2/2まで宮城、飯館、長泥、南相馬小高、浪江請戸地区を回り、山形に寄って帰ります。旅団長と一緒に。
2012.01.27 中澤
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この日から高齢者のお宅玄関には黄色い旗がささっていました。その日の朝玄関前にこの旗をさしてもらうのだそうです。旗が外にでていれば元気でいる。旗が見えなければ様子がおかしい、という塩梅にみなでお年寄りを見守っていく工夫です。孤独死というものが目の前にあるのです。
仮設住宅の暮らしが長くなれば、独立した暮らしを求めて出ていく人もいます。逆に新たにこの仮設に入ってくる人もいます。徐々にお互いの暮らしが見えなくなり、孤立状態も現れてくるわけです。特にお年寄りの一人暮らしにとってはとても危険な環境になりかねないわけで、自治会としても対策を考えているようです。
子供たちの遊び場問題も自治会の課題でありました。子供たちはこれまで駐車場の中で足りまわっているような状況があり、危険な場面もあったようです。今は一部外来用の駐車スペースを網で囲み、ボールなどが外にでないようにする工夫がされています。ここでは夏のサマーキャンプで顔見知りの子供たちが元気に遊んでいました。周辺地元の友達もたくさん遊びにくるようです。
こうした変化をしっかりと捉えることは重要です。忘れてはいけない地道な活動として臨時整骨院事業を展開していきたいと思っています。
寒い中、内藤先生お疲れ様でした。今回はウシトラの監事、中澤さんにも同行いただきありがとうございました。
次回は2月16日(日)を予定しています。
2013年12月16日月曜日
富岡町泉玉露仮設クリスマス会
先日の14日(土)、いわき市泉玉露にある富岡町の仮設住宅で自治会によるクリスマス会が行われました。
昨年に引き続きウシトラ旅団も参加させていただき、子供たちと楽しいひと時を過ごしてまいりました。
今年は開会前から筑波大学の学生たちが十数名きてくれて、子供たちとリース作りを行いました。
やっぱり若い人たちが支援に入っているすがたはいいものです。
ウシトラ旅団の大きな役目のひとつに「仮設・借り上げ住宅住民支援」というものがあります。もともと2011年の秋、まだできて間もないこの仮設住宅になかば押しかけるように「何かやられてください。お手伝いすることはありますまいか」と訪ねたのですが、あれからもう2年経ちました。
新年のもちつき大会に始まり、3.11慰霊祭、花見とこのクリスマス会は仮設自治会の自発的な企画です。ウシトラはそのバックアップをやらせていただいております。
さて子供たちの作ったボンボンリースもできあがり、天井からぶら下げていよいよウシトラの役目が始まりました。

ウシトラの役目は大雑把に「クリスマス会を盛り上げる」というこのイベントの最重要課題であります(笑)
今回NPO法人大震災義援ウシトラ旅団の監事が学生時代の先輩に協力を要請。ご登場いただいた方が
マジシャン安達さんでした。
安達さんは都内の小学校校長を務められ、退職後も幼稚園園長を歴任された方。子供たちのハートを一瞬でつかみます。
まるめたティッシュも浮かせます
子供たちもこれこの様子
いやはや見事な手品でありました。安達さん、ご協力感謝いたします。
手品の出し物の後は自治会のお母さんたちのこさえたカレーでお昼ご飯。私たちもご相伴にあずかりました。
うまかった!このお母さんたちは「ほっこりカフェ」を運営している方々です。仮設住民は仮設内ボランティアを
自分たちで組織しているのです。そうした働きを持続するということはとても重要で、なんとかしてこの困難な
状況を協力という名のもとに克服していこうとする意志が伝わってきます。
食事の後はいよいよお待ちかねのビンゴ大会!!
ウシトラ旅団は今年も特賞を用意しました。大人2名子供2名分のディズニーパスポートです。
結果、なつみちゃんが見事引き当てました!おめでとう!カズもアンもダブルリーチでしたが、惜しかった。
とても残念がっていましたが、アンはなつみちゃんはずっとディズニーランドに行きたがってたからよかったよお、
と・・・・なんと優しい子供たちでしょう。
盛り上がったこのビンゴ大会。進行はもちろん我がウシトラ旅団が誇る「マリオ」渡辺さん。子供たちからの人気
抜群であります。見事な進行でありました。グー! いいねー!のコールアンドレスポンスも健在であります。
今回仮設自治会によるこのクリスマス会を支えたのは筑波大学の先生・学生たち。富岡町のボランティアとして
社協を退任後も活躍されているKさん。地元のグレイス教会・テモテ教会。大先輩の力を得てのウシトラ旅団。
たくさんの人たちの協力でなんとか避難している方々をサポートしたいと思いますが、なんといってもこの富岡仮設
の人たちの自発性や自律性に触れるたびに勇気をもらうのは私たちなのです。これからも継続して一緒に生きていく
決意を新たにいたしました。
somebin
昨年に引き続きウシトラ旅団も参加させていただき、子供たちと楽しいひと時を過ごしてまいりました。
今年は開会前から筑波大学の学生たちが十数名きてくれて、子供たちとリース作りを行いました。
やっぱり若い人たちが支援に入っているすがたはいいものです。
ウシトラ旅団の大きな役目のひとつに「仮設・借り上げ住宅住民支援」というものがあります。もともと2011年の秋、まだできて間もないこの仮設住宅になかば押しかけるように「何かやられてください。お手伝いすることはありますまいか」と訪ねたのですが、あれからもう2年経ちました。
新年のもちつき大会に始まり、3.11慰霊祭、花見とこのクリスマス会は仮設自治会の自発的な企画です。ウシトラはそのバックアップをやらせていただいております。
さて子供たちの作ったボンボンリースもできあがり、天井からぶら下げていよいよウシトラの役目が始まりました。
ウシトラの役目は大雑把に「クリスマス会を盛り上げる」というこのイベントの最重要課題であります(笑)
今回NPO法人大震災義援ウシトラ旅団の監事が学生時代の先輩に協力を要請。ご登場いただいた方が
マジシャン安達さんでした。
安達さんは都内の小学校校長を務められ、退職後も幼稚園園長を歴任された方。子供たちのハートを一瞬でつかみます。
まるめたティッシュも浮かせます
子供たちもこれこの様子
いやはや見事な手品でありました。安達さん、ご協力感謝いたします。
手品の出し物の後は自治会のお母さんたちのこさえたカレーでお昼ご飯。私たちもご相伴にあずかりました。
うまかった!このお母さんたちは「ほっこりカフェ」を運営している方々です。仮設住民は仮設内ボランティアを
自分たちで組織しているのです。そうした働きを持続するということはとても重要で、なんとかしてこの困難な
状況を協力という名のもとに克服していこうとする意志が伝わってきます。
食事の後はいよいよお待ちかねのビンゴ大会!!
ウシトラ旅団は今年も特賞を用意しました。大人2名子供2名分のディズニーパスポートです。
結果、なつみちゃんが見事引き当てました!おめでとう!カズもアンもダブルリーチでしたが、惜しかった。
とても残念がっていましたが、アンはなつみちゃんはずっとディズニーランドに行きたがってたからよかったよお、
と・・・・なんと優しい子供たちでしょう。
盛り上がったこのビンゴ大会。進行はもちろん我がウシトラ旅団が誇る「マリオ」渡辺さん。子供たちからの人気
抜群であります。見事な進行でありました。グー! いいねー!のコールアンドレスポンスも健在であります。
今回仮設自治会によるこのクリスマス会を支えたのは筑波大学の先生・学生たち。富岡町のボランティアとして
社協を退任後も活躍されているKさん。地元のグレイス教会・テモテ教会。大先輩の力を得てのウシトラ旅団。
たくさんの人たちの協力でなんとか避難している方々をサポートしたいと思いますが、なんといってもこの富岡仮設
の人たちの自発性や自律性に触れるたびに勇気をもらうのは私たちなのです。これからも継続して一緒に生きていく
決意を新たにいたしました。
somebin
2013年11月18日月曜日
11月4日「福一原発問題肉薄ツァー」(3)
★交流学習会(みんぷく研修所)
大熊町、富岡町の視察を終えて、楢葉町、広野町の様子を窓越しに眺めながら、いわきへ向かって6号線を南下しました。
いわき市中央台にある「3.11被災者を支援する連絡協議会(みんぷく)」研修所での交流学習会は、郡山から参加するという福島連帯労組や、仙台から来たという人に、地元のいわき自由労組、除染労働者などなど、おまけに韓国のテレビ放送局や通信社の記者もくっついて、なんと総勢80人ほどにも膨れ上がったのでした。
「この人数は交流会とは言わない。集会って言うんだ」なんて吐露する人もいて、(そうなんだよな。実は会場のプレハブの底が抜けるのではないかと心配されているんだぁ)と、私も胸の内でつぶやいていたのであります。
みんぷくの赤池さんに原発事故後の浜通りについて、説明をしてもらいました。
赤池さんはこのみんぷくの事務所が立つ中央台(開発新興住宅地)で、震災と原発事故直後から、消防団員として楢葉や広野の被災者の支援活動をやってこられた方です。
いまも被災者がどのような問題を抱えているかをよく知っており、それをどう解決しようとしているかを行政の動き、支援の側の動きの両方から見ておられます。
震災以後の流れと現状について、教えてもらうには最適です。
もう一つのテーマは被曝労働の問題です。
これは、いわき自由労組の書記長の桂さんから、地元の労働組合としての訴えを聞き、除染労働者のAさんと、Bさんに具体的な話を聞きました。
分かっているつもりでも本当に暗澹とした気持ちになり、怒りが湧いてきます。
被曝を軽減するという方策はまるでとられていないも同様、そして待遇も賃金も、ウソで塗り固めたやり方が労働者に押し付けられています。
興味深いやりとりがありました。泉玉露仮設住宅で「損害賠償勉強会」を主催している堀内さんが、除染労働者の問題について労基署の対応を質問したことです。
いわき自由労組・桂さんの「労基署交渉は星の数ほどやってきた。結局、除染手当(危険手当)問題でも管轄外として取り合わない」という回答を聞き、
「自治体へ働きかけが必要だ。自分も町長や職員にこれについて迫るよ。できることをやっていく」と、うれしい応援表明がありました。
除染労働で働いている人の半数は地元の人達です。
つまり、この問題は浜通りの人々の人権の問題でもあり、これからのいわき市や相双八ヶ町村の未来のあり方にもつながっていることなのです。
堀内さんの敏感な反応は被災者が抱えている損害賠償の問題と同様のものだと感じたのだと思います。こうしたことに一緒に知恵を出し、進んでいくことがとても重要だと思います。
11月10日には「町長を呼んで町政懇談会をやるんだよ。今度は逃さねぇよ。みっちりやっからな」という堀内さんをわがマイクロバスで仮設住宅へ送ると、ツァーのみなさんはバスから降りて彼を握手攻め。
堀内さんもいつまでもバスを見送ってくれたのでした。
★帰りのバスで聞いたツァーの感想(ほんの少し)
・もう帰れない、と簡単に自分は言ってきたのだけど、観念的だったと反省した。りっぱな町がここにはあったのだ。その重みをもう一度、噛み締めなければと思った。
・線量の高いところに初めて入る経験をした。除染労働者の話を広く伝えたい。このような企画をまたやってほしい。
・いわきへは震災直後に山谷の支援者も入っていた。県外ボランティアはもういらない、と言われたのだけど、今でも関わりをもちたいと願っている。被災地とつながるために何ができるのかを考え、今後の取組みにつなげていきたい。
・ゴーストタウンのような現場に行ってみて胸に迫ってくるものがあった。むなしさを感じた。被曝労働者が実際の作業でマスクもろくにしていないなど、驚くような話を聞けた。ゼネコンはいま福島関連で物資を収めるときに、「人を準備できるか」と要求しているそうだ。オリンピック準備で労働力を東京へシフトさせざるをえず、福島で働く労働者をどう確保するかの問題が出てきているのではないか。被曝労働者の事も含めて、日本のしくみを変えていくことを考えなければと思う。
・自分は南相馬出身で家も津波にやられているし、集団移転の問題などの課題が切実だった。みんぷくの赤池さんの話がわかりやすかった。原発事故による苦しみが広がっていることと、そこをどうしていくのかについていろんな人が考え関わっていることがわかった。識者と専門分野というだけでなく、生活全般をどうしていくのかに取り組まなければならないと思う。被災者のための新しい住宅、仮の町構想などを誰がどう描くかのか、こういうことで食い違いがある。未来のイメージをどう描くかに注目していきたい。
・貴重な体験をさせてもらった。自分なりに誰かに伝えなければと思った。夜ノ森のサクラの紅葉、こんなにきれいなのに人が住めない。被曝労働者の話はこんなことになっているのかとショック。自分の頭の中にいろんなことがぐちゃぐちゃに出てきているけど、教員としてしっかり考えて、子供たちによりよい未来をつくるようにしていきたい。
・ウシトラ旅団の現地との長い付き合いによる、よく作られたツァーだった。感謝したい自分が住んでいるところで運動することでつながっていくことを目指してきた。職場の地下通路で毎日、福島産の野菜を売っている。12月1日に荒川で反原発の集会をやるので、被曝労働者の話も伝わるようにしていきたい。
・いろんなものがギュッとつまったツァーだった。見て学んだことを組合員に返して、福島の問題が風化させないために、今日のことを消化して明日からの糧にしたい。
・(報道取材のために)福島には10回ほど通ってきたけれど、戻ったら普通の生活があるというギャップの中にいた。これからもとっと頻繁に通いたい。日本でも海外でももっと報道していきたい。
・除染労働の仕組みをきいて深刻な状況と矛盾を知った。盛りだくさんのツァーだった。
・ひとりではなかなか行けないところに案内してくれて感謝。サクラの紅葉、たわわな柿の実、りっぱなお家、すばらしい様子なのに人の姿だけがない。目で見て自分なりに感じることができた。運転手さん、ありがとうございました。
・気持ちが重いまま参加したのだが、来てよかったなと思う。大熊町の様子など、何をやっていったらいいか、突き詰めて考えてみたい。
| 第2原発近く。常磐線はすっかり草に埋もれて線路が見えない |
・福島(浜通り)に来たのは2回目。今回はスケジュールがきちんと立てられて、内容もよかった。これまで津波の被害などみても、当事者じゃないのでどうやっていったらいいのかと思うところが多かった。これから反原発のありかたを考え直していきたい。
・TV、新聞などで見るのと全然違ってリアルに迫ってきた。濃い内容を準備したスタッフと運転手さんにお礼をいいたい。
・風景に打ちのめされた思いがした。富岡の様子と(いわき市の)「道の駅よつくら港」の演出されたような不自然さ。当事者なのに当事者ではないようにされてしまっている気がする。今日のような体験は大事だ。東京でも想像力を研ぎ澄ますことが必要だと思う。被災者との出会いも、3.11直後に足立の武道館で、止められるのを振り切って炊き出しを強引に始めたことでできた。人と出会い、対話をすることをやっていかなければ。みなさんとこれからも協力をしていきたい。
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