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2014年1月28日火曜日

仮設住宅臨時整骨院その2


                      仮設住宅にお住いの方からいただいたシクラメン


仮設住宅に行くといつもいつもお土産をいただいてしまいます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今回の臨時整骨院開設に同行した、NPO法人大震災義援ウシトラ旅団・監事の感想をアップします。

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昨日(1/26)いわき市泉玉露にある富岡町仮設住宅に行ってきました。

NPO法人ウシトラ旅団なさけな隊―モミモミ肉球班のノボさん、ソメちゃんと3人で。

/11の餅つき大会につづいて今月2回目。

晴れていましたが風が強く、仮設の人は楽しみな“ひなたぼっこ”にも出ないで部屋に籠もっていたようです。肩こり、腰、足、仮設の人は3年も経つ「仮設生活」に慣れたとはいえ疲れきっています。

早速ノボ先生の整体施術。ひとしきり終えてからのお茶会。

昨年仮設を出て、中古の戸建に住んでいるSさんの奥さんも来て楽しい語らい。

帰りがけに“さくら咲かせるゾウ”を担っているAさんが、Sさんに「ゾウさん作り、頼りにしてっからねえ!と声をかけると、「そういってくれるとうれしい!」と応えていました。

Sさんは仮設を出てからも、“さくら咲かせるゾウ”作りのお手伝いに今も来ているのです。

お茶飲み会でAさんは、この間、思ってきたことをいっぱいしゃべってくれました。仮設では表立って話せないこと(原発、東電、国、町役場のことなど)をぶちまけました。それは不平不満ではなく、やるべきことの全てに触れるものでした。“ああ~、溜まっていたストレスが一度にはけてすっきりした”といってました。そうそう、都知事選に触れ“東京はこの肝心なときに、どうなってるの?”って。この件についてもひとしきり。いい討論ができました。

仮設の帰りに3人でSさん宅に寄り、大きな焼きおにぎり、地元の漬物などおいしくいただきすっかり暗くなったいわきを後にしました。そういえば、わが田舎で少年時代に食べた「イナゴの佃煮」まで出されて久しぶりに堪能しました。ミズの実の焼酎(35度)までお土産に戴いて。

現地に行けば学ぶことばかりです。

/30~2/2まで宮城、飯館、長泥、南相馬小高、浪江請戸地区を回り、山形に寄って帰ります。旅団長と一緒に。

 

 

 

014.01.27 いとしのユメちゃん


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NPO法人大震災義援ウシトラ旅団には50名以上の会員の方がいらっしゃいます。またこれまで多くの方々と知り合うこともできました。仮設住宅へご一緒しませんか?臨時整骨院の受付をやっていただいたり、待合の話し相手をお願いしたいと思っています。仮設住宅のみなさんの話を聞いてみませんか?

本当に学ぶことがたくさんあることに気が付かれるはずです。





仮設住宅 臨時整骨院



NPO法人大震災義援ウシトラ旅団の事業には「臨時整骨院」というものがあります。柔道整体師の先生を仮設住宅へ派遣し被災者・避難者のみなさんの体を診ていただこう、というものです。

実はこの臨時整骨院は2011年の6月からず~っと行われてきたものです。体育館避難所をはじめとして、時に小名浜ボラセンの「サロン」事業に参加しながら、現在は富岡町のいわき市泉玉露仮設住宅で実施されている支援活動です。

この間様々な変化が被災者側にも、支援者側にもありました。そしてこの度私たちは「赤い羽根ボラサポ」の助成金を得て、この「臨時整骨院事業」を再構築していこうと思います。そいう局面だと思います。

早速1月26日(日)、富岡町の仮設住宅に内藤先生が入ってくださいました。





「仮設暮らしで太った」とか「調子よくない」という声をよく耳にします。今まで畑をいじったり、庭仕事を日課にしてきた人たちがあの狭い仮設住宅に入って2年以上が経過しています。簡単に言えば体を動かすことが極端に減っているだろうことは想像できます。だから直接的にこの事業は継続的に必要です。

仮設住宅の集会所で開設される臨時整骨院。そこでは施術を受けながら、順番を待ちながら、様々な話を聞くことができます。そこでは公の場では出てこないような本音の「気持ち」も出てきます。
仮設住宅での変化も知ることができます。今回も多方面にわたる話を聞くことができました。だから間接的にもこの事業は継続的に必要です。

そこらあたりの雰囲気が分かる中澤さんの報告を付けておきます。

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昨日(1/26)いわき市泉玉露にある富岡町仮設住宅に行ってきました。
NPO法人ウシトラ旅団なさけな隊―モミモミ肉球班のノボさん、ソメちゃんと3人で。1/11の餅つき大会につづいて今月2回目。
晴れていましたが風が強く、仮設の人は楽しみな“ひなたぼっこ”にも出ないで部屋に籠もっていたようです。肩こり、腰、足、仮設の人は3年も経つ「仮設生活」に慣れたとはいえ疲れきっています。

早速ノボ先生の整体施術。ひとしきり終えてからのお茶会。
昨年仮設を出て、中古の戸建に住んでいるSさんの奥さんも来て楽しい語らい。
帰りがけに“さくら咲かせるゾウ”を担っているAさんが、Sさんに「ゾウさん作り、頼りにしてっからねえ!と声をかけると、「そういってくれるとうれしい!」と応えていました。
Sさんは仮設を出てからも、“さくら咲かせるゾウ”作りのお手伝いに今も来ているのです。

お茶飲み会でAさんは、この間、思ってきたことをいっぱいしゃべってくれました。仮設では表立って話せないこと(原発、東電、国、町役場のことなど)をぶちまけました。それは不平不満ではなく、やるべきことの全てに触れるものでした。“ああ~、溜まっていたストレスが一度にはけてすっきりした”といってました。そうそう、都知事選に触れ“東京はこの肝心なときに、どうなってるの?”って。この件についてもひとしきり。いい討論ができました。

仮設の帰りに3人でSさん宅に寄り、大きな焼きおにぎり、地元の漬物などおいしくいただきすっかり暗くなったいわきを後にしました。そういえば、わが田舎で少年時代に食べた「イナゴの佃煮」まで出されて久しぶりに堪能しました。ミズの実の焼酎(35度)までお土産に戴いて。

現地に行けば学ぶことばかりです。
1/30~2/2まで宮城、飯館、長泥、南相馬小高、浪江請戸地区を回り、山形に寄って帰ります。旅団長と一緒に。

2012.01.27   中澤
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この日から高齢者のお宅玄関には黄色い旗がささっていました。その日の朝玄関前にこの旗をさしてもらうのだそうです。旗が外にでていれば元気でいる。旗が見えなければ様子がおかしい、という塩梅にみなでお年寄りを見守っていく工夫です。孤独死というものが目の前にあるのです。

仮設住宅の暮らしが長くなれば、独立した暮らしを求めて出ていく人もいます。逆に新たにこの仮設に入ってくる人もいます。徐々にお互いの暮らしが見えなくなり、孤立状態も現れてくるわけです。特にお年寄りの一人暮らしにとってはとても危険な環境になりかねないわけで、自治会としても対策を考えているようです。




子供たちの遊び場問題も自治会の課題でありました。子供たちはこれまで駐車場の中で足りまわっているような状況があり、危険な場面もあったようです。今は一部外来用の駐車スペースを網で囲み、ボールなどが外にでないようにする工夫がされています。ここでは夏のサマーキャンプで顔見知りの子供たちが元気に遊んでいました。周辺地元の友達もたくさん遊びにくるようです。



こうした変化をしっかりと捉えることは重要です。忘れてはいけない地道な活動として臨時整骨院事業を展開していきたいと思っています。

寒い中、内藤先生お疲れ様でした。今回はウシトラの監事、中澤さんにも同行いただきありがとうございました。
次回は2月16日(日)を予定しています。